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毎日を快適に送るためにMS患者さんのためのリハビリテーション

発話(発音)機能が低下している方へ発音訓練を行いましょう

多発性硬化症では、話していると呂律(ろれつ)が回らない、発音しづらい言葉がある、などの言語症状がみられることがあります。
これらは「口腔構音(こうくうこうおん)機能(唇や舌の動き)」の低下が原因と考えられますので、「発音訓練」を行い、口腔構音機能の維持・向上を図りましょう。

発音訓練の2つのプログラム
  • 口の体操[4分程度]
  • 短文の発音訓練[4分程度]

動画を見ながらリハビリ

発音訓練を動画に合わせて行いましょう!

【動画再生時間:9分23秒】

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イラストを見ながらリハビリ

  1. 口の体操口の体操
  2. 短文の発音訓練短文の発音訓練

口の体操

口の体操を項目別に分け、わかりやすいイラストとともに解説しています。
以下の項目をクリックして、リハビリを始めましょう!

1あごの運動

鏡をご用意ください

あごの運動〔5回〕

鏡で口元を見ながら、背中を伸ばしてゆっくりと

  1. 1口を大きく開けます。

    大きく開ける
  2. 2口を閉じます。

    閉じる

12で1回とし、これを5回行いましょう。

2舌の出し入れ運動

鏡をご用意ください

舌の出し入れ運動〔5回〕

鏡で口元を見ながら、背中を伸ばしてゆっくりと

  1. 1口を軽く開けて、舌をまっすぐ外に突き出します。

    舌を外に突き出す
  2. 2口の中に舌を戻します。

    舌を戻す

12で1回とし、これを5回行いましょう。

3舌の上下運動

鏡をご用意ください

舌の上下運動〔5回〕

鏡で口元を見ながら、背中を伸ばしてゆっくりと

  1. 1口を軽く開けて舌を外に出し、舌先を鼻に近づけます(舌を上げる)。

    舌を上げる
  2. 2舌先を下あごに近づけます(舌を下げる)。

    舌を下げる

12で1回とし、これを5回行いましょう。

4舌の左右運動

鏡をご用意ください

舌の左右運動〔5回〕

鏡で口元を見ながら、背中を伸ばしてゆっくりと

  1. 1口を軽く開けて、舌先を唇(くちびる)の右端に付けます。

    唇の右端に付ける
  2. 2舌先を唇の左端に付けます。

    唇の左端に付ける

12で1回とし、これを5回行いましょう。

5唇の運動

鏡をご用意ください

唇(くちびる)の運動〔5回〕

鏡で口元を見ながら、背中を伸ばしてゆっくりと

  1. 1「ウー」と言いながら、唇を突き出します(「ウ」の口の形に)。

    「ウ」の形
  2. 2今度は「イー」と言いながら、唇を横に引きます(「イ」の口の形に)。

    「イ」の形

12で1回とし、これを5回行いましょう。

6ほほの運動

鏡をご用意ください

ほほの運動〔5回〕

鏡で口元を見ながら、背中を伸ばしてゆっくりと

  1. 1口をしっかり閉じます。

    口を閉じる
  2. 2ほほを膨らませます。

    膨らませる
  3. 3ほほをへこませます。

    へこませる
  4. 4唇(くちびる)を破裂させ、“ポンッ”と唇を鳴らします。

    唇を破裂させる

14で1回とし、これを5回行いましょう。

印刷用PDFを開く(口の体操:6項目)

口の体操に関するQ&Aをご紹介いたします。

Q「口の体操」を行うと、どうなるの?
A

口の体操(あご、舌、唇、ほほ)を行うことで、発話にかかわる筋肉の動きを向上させ、発話しやすくなることが期待されます。
なお、口の体操を行う際は、背中を伸ばし、鏡で口元を見ながら、舌や唇などがきちんと大きく動いていることを確認しましょう。

  1. 口の体操口の体操
  2. 短文の発音訓練短文の発音訓練

短文の発音訓練

短文の発音訓練をわかりやすいイラストとともに解説しています。
以下の項目をクリックして、リハビリを始めましょう!

>文節ごとにゆっくり音読

文節ごとにゆっくり音読
〔44個〕

文章を文節ごとに区切り、口を大きく動かしながら、ゆっくりと音読します。例えば、下記のことわざを音読する場合、文節ごと〔斜線( / ) 部分〕に口を大きく動かしながら、ゆっくりと音読します。

例 犬も / 歩けば / 棒に / 当たる

下記の44個のことわざを1文ずつ音読していきましょう。文節ごとに斜線(/)が入っていますので、文節ごとに口を大きく動かしながら、ゆっくりと音読してみましょう。(ことわざの他に、新聞や本などの短い文章を使用して行うのも良いでしょう。)

  1. 1 頭 / 隠(かく)して / 尻(しり)/ 隠さず
  2. 2 犬も / 歩けば / 棒に / 当たる
  3. 3 牛は / 牛づれ / 馬は / 馬づれ
  4. 4 得手(えて)に / 帆(ほ)を / 上げる
  5. 5 男は / 度胸(どきょう)/ 女は / 愛嬌(あいきょう)
  6. 6 飼い犬に / 手を / 噛(か)まれる
  7. 7 聞くは / 一時(いっとき)の / 恥 / 聞かぬは / 一生の / 恥
  8. 8 君子(くんし)は / 交(まじ)わり / 絶(た)ゆとも / 悪声(あくせい)を / 出(いだ)さず
  9. 9 芸は / 道によって / 賢(かしこ)し
  10. 10 この / 親にして / この子 / あり
  11. 11 去る者は / 追わず / 来(き)たる者は / 拒(こば)まず
  12. 12 親しき / 中にも / 礼儀あり
  13. 13 過ぎたるは / 猶(なお)/ 及ばざるが / 如(ごと)し
  14. 14 世間の / 口に / 戸(と)は / 立てられぬ
  15. 15 袖(そで)/ 振り合うも / 他生(たしょう)の / 縁
  16. 16 旅は / 道連れ / 世は / 情け
  17. 17 塵(ちり)も / 積もれば / 山と / なる
  18. 18 罪を / 悪(にく)んで / 人を / 悪(にく)まず
  19. 19 鉄は / 熱い / うちに / 打て
  20. 20 毒を / 以(もっ)て / 毒を / 制す
  21. 21 情けは / 人の / 為(ため) / ならず
  22. 22 二度 / あることは / 三度 / ある
  23. 23 ぬかるみに / 足を / 踏み込む
  24. 24 猫の / 手も / 借りたい
  25. 25 能ある / 鷹(たか)は / 爪を/隠す
  26. 26 箸(はし)にも / 棒にも / かからぬ
  27. 27 人の / ふり見て / 我(わ)がふり / 直せ
  28. 28 笛 / 吹けども / 踊らず
  29. 29 下手な / 鉄砲(てっぽう)も / 数うてば / あたる
  30. 30 棒ほど / 願って / 針ほど / 叶う
  31. 31 迷う / 者は / 路(みち)を / 問わず
  32. 32 三つ子(ご)の / 魂 / 百まで
  33. 33 昔の / ことを / 言えば / 鬼(おに)が / 笑う
  34. 34 目は / 口ほどに / 物を / 言う
  35. 35 桃栗(ももくり) / 三年 / 柿(かき)/ 八年
  36. 36 藪(やぶ)を / つついて / 蛇(へび)を / 出す
  37. 37 湯を / 沸(わ)かして / 水に / する
  38. 38 呼ばぬに / 来るのが / 祭りの / 客
  39. 39 来年の / ことを / 言えば / 鬼(おに)が / 笑う
  40. 40 両方 / 聞いて / 下知(げじ)を / なせ
  41. 41 瑠璃(るり)も / 玻璃(はり)も / 照らせば / 光る
  42. 42 礼も / 過ぎれば / 無礼(ぶれい)に / なる
  43. 43 ローマは / 一日にして / 成(な)らず
  44. 44 笑う / 門(かど)には / 福/来(き)たる

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短文の発音訓練に関するQ&Aをご紹介いたします。

Q「短文の発音訓練」をやると、どうなるの?
A

呂律が回らない、息が続かずに不自然なところで区切りを置いてしまう、話す速度が速くなったり遅くなったりと乱れる、などの言語症状に対し、短文の発音訓練を行うことで、より自然で聞き取りやすい発話ができるようになることが期待されます。

これらの訓練は自分のペースで、回数や時間にこだわらず、
疲れを感じたら無理をせずに終了してください!