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患者さんの「状態」に応じて、主に3つの治療が行われます
~をクリックしていただくと、その治療の詳細をご覧いただけます
Contents
多発性硬化症(MS)の症状が治まっている寛解期(かんかいき)に行われる治療です。寛解期では、症状が治まっていても、水面下ではミエリンの障害[脱髄(だつずい)]は続いているため、治療せずに放っておくと、体の機能の障害が徐々に進行・悪化してしまいます。 このため、「再発や進行を抑えるための治療」が非常に重要です。 この治療には、注射剤や飲み薬、点滴剤を使います。どちらの薬剤がいいかは、患者さんの状況によって異なりますから、主治医の先生と相談しながら決めるとよいでしょう。
2日に1回の皮下注射、または週1回の筋肉注射
免疫を調節する作用などがあり、MSの再発を防ぐことが期待できる
1日1回の皮下注射
ミエリンの障害(脱髄)に関与している「リンパ球」に作用して、MSの再発を防いで、障害の進行を抑えることが期待できる
酸化ストレスや炎症を抑える作用などがあり、MSの再発を防いで、障害の進行を抑えることが期待できる
4週間に1回、医療機関で約1時間かけて点滴する
リンパ球が脳や脊髄の中に入るのを防ぐ作用などがあり、MSの再発を防いで、障害の進行を抑えることが期待できる
(この薬は、他のMS治療薬を使っても十分な効果がみられない方や副作用により治療継続が困難な方、MSの再発回数が多い方などに使用できる)
治療の効果は、患者さんによってそれぞれ異なります
患者さんによっては、多発性硬化症(MS)の症状が出ている再発期が終わって寛解期(かんかいき)になっても、感覚の異常や痛み、脱力、うつなどの症状が、完全には治まらずに残ってしまう場合があります。 このような症状を和らげるために、それぞれの症状に合わせたお薬などを使います。
多発性硬化症(MS)の症状が急に出ている再発期には、症状を速やかに抑えることが大切です。 このため、ステロイド剤を点滴注射する「ステロイドパルス療法」が主に行われますが、それでも効果がみられない場合は、「血漿浄化療法」が行われることもあります。
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