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多発性硬化症では、手足に筋肉の突っ張りが出現することがあります。
突っ張っていることで、動きが阻害されたり関節が硬くなったりすることがあるため、体を柔らかくする「柔軟体操」を入念に行いましょう。

柔軟体操のポイント

  • 痛みを伴わない範囲で、ゆっくりと時間をかけて筋肉を伸ばしましょう。

  • 反動をつけずに伸ばすようにしましょう。

  • 力まず、息を止めないことが大切です。

動画を見ながらリハビリ

柔軟体操を動画に合わせて行いましょう!
【動画再生時間:12分26秒】

2018年10月作成

イラストを見ながらリハビリ

柔軟体操を項目別に分け、わかりやすいイラストとともに解説しています。

1. 腕の上下運動〔上下10秒ずつ×3回〕

1 イスに座り、まずは両腕を前から上げて胸を反らし、10秒間伸ばします。
2 今度は背中を伸ばしたまま、上げた両腕を床まで下げて10秒間伸ばします。

腕の上下運動①

12で1回とし、これを3回行いましょう。

腕の上下運動②

※:痛みを伴わない無理のない範囲で

2. 腕を後ろに伸ばす〔30秒×1回〕

イスに座り、両手を後ろで組んで、両腕を30秒間伸ばします。

腕を後ろに伸ばす

3. 腕を横に伸ばす〔左右30秒ずつ×1回〕

1 まずは左腕を右側に伸ばし、それを右腕で支えながら、30秒間伸ばします。
2 今度は、右腕を左側に伸ばし、30秒間伸ばします

腕を横に伸ばす①
腕を横に伸ばす②
※:痛みを伴わない無理のない範囲で

4. 指を伸ばす〔30秒×1回〕

両手を組んだ後、手のひらを外側に向けて、指を30秒間伸ばします。

指を伸ばす

5. 体をねじる〔左右30秒ずつ×1回〕

1 イスに座った状態でまずは体を右側にねじり、胸を右側に向けたまま、30秒間止めます。
2 今度は体を左側にねじったまま、30秒間止めます。

体をねじる①
体をねじる②
※:痛みを伴わない無理のない範囲で

6. 体を伸ばす〔30秒×1回〕

ベッドや床に足を伸ばして座り、つま先をつかむように体を前に倒しながら、体を30秒間伸ばします

【ポイント】

  • 体の力を抜き、リラックスしながら重力に身を任せ、体と手の重みで伸ばそう!

  • 膝が曲がらないように注意!

体を伸ばす
※:痛みを伴わない無理のない範囲で

7. 足を広げながら体を伸ばす〔30秒×1回〕

ベッドや床に座った状態で両足を広げ、体を床につけるように前に倒しながら、体を30秒間伸ばします。

【ポイント】

  • 体の力を抜き、リラックスしながら重力に身を任せ、体と手の重みで伸ばそう!

  • 膝が曲がらないように注意!

  • つま先は上に向けたまま!

足を広げながら体を伸ばす
※:痛みを伴わない無理のない範囲で

8. ふくらはぎ、ももの筋肉を伸ばす〔30秒×1回〕

立った状態でイスやテーブル、手すりなどにつかまりながら、その場でしゃがみ、ふくらはぎやももの筋肉を30秒間伸ばします。

【ポイント】

  • バランスがうまく取れなかったり、後ろに倒れそうな危険を感じたら、無理をせず中止すること!

ふくらはぎ、ももの筋肉を伸ばす


 

運動は自分のペースで、回数や時間にこだわらず、疲れを感じたら無理をせずに終了してください!


【監修】
医療法人セレス さっぽろ神経内科病院
言語聴覚士 堀田 弘伸 先生
理学療法士 吉田 良 先生
作業療法士 塚田 周平 先生

【総監修】
医療法人セレス さっぽろ神経内科病院
院長 深澤 俊行 先生