ケシンプタが処方される患者さん・ご家族のみなさまへ

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ケシンプタの投与中にみられることがある主な副作用や注意事項をご紹介いたします。

注射に伴う全身反応

ケシンプタの皮下投与(皮膚の下に投与)後に、「注射に伴う全身反応」(皮下投与後24時間以内に発現した反応・症状のこと)があらわれることがあります。

■主な症状

発熱のイメージ
頭痛のイメージ
筋肉痛のイメージ
寒気のイメージ
疲労のイメージ

など

※:皮下投与後に感じる倦怠感

■対策・注意点

  • ケシンプタの投与開始早期は、注射に伴う全身反応の発現に注意してください。
    臨床試験では、多くは「初回投与時」に認められていますが、2回目以降の投与時にも認められています。
  • ケシンプタの皮下投与後に、注射に伴う全身反応の発現が疑われる場合は、すぐに主治医に相談してください。

注射部位反応

ケシンプタの皮下投与(皮膚の下に投与)後の投与部位に、「注射部位反応」(投与部位の皮膚に異常がみられること)があらわれることがあります。

■主な症状

投与部位が赤い、腫れている
投与部位が痛い
投与部位がかゆい

など

■対策・注意点

  • ケシンプタの皮下投与後の投与部位に、注射部位反応があらわれることがあるため、発現に注意してください。

感染症

ケシンプタの投与中および投与中止後は、血液中のB細胞が除去されるため、細菌やウイルスなどによる「感染症」が生じるまたは悪化するおそれがあります。

感染症のイラスト

■対策・注意点

  • ケシンプタの投与中および投与中止後は、風邪などの感染症の症状に注意し、異常が認められた場合は、すぐに主治医に相談してください。(喉の痛み、寒気、発熱、咳 など)
  • B細胞などの状態を知っておくためにも、ケシンプタの投与中および投与中止後は主治医の指示のもと、定期的に血液検査を受けてください。
  • 活動性B型肝炎の患者さんや、B型肝炎ウイルスキャリアの患者さん/過去に感染したことのある患者さんは、ケシンプタの投与中および投与中止後は継続して、肝機能検査値や肝炎ウイルスマーカーのモニタリングを受けるとともに、肝炎が疑われる症状があらわれたら、すぐに主治医に相談してください。(吐き気がする/吐く、体がだるい、食欲がない、黄疸、尿の色が濃い など)

※:HBs抗原陰性、かつHBc抗体またはHBs抗体陽性

  • 進行性多巣性白質脳症(PML)が疑われる症状があらわれたら、すぐに主治医に相談してください。(考えがまとまらない、物忘れ、手足のまひ、しゃべりにくい など)
  • ワクチン接種を希望される場合は、接種する前に主治医に相談してください。

【生ワクチン、弱毒生ワクチンの場合
・ケシンプタの投与開始の少なくとも4週間前までに接種してください。
・ケシンプタの投与中、および投与中止後にB細胞数が回復するまでは接種しないことが望ましいと考えられます。

【不活化ワクチンの場合
・ケシンプタの投与開始の少なくとも2週間前までに接種してください。

女性の方へ ー妊娠・赤ちゃん・授乳についてー

動物実験(サル)では、ケシンプタのお薬の成分を妊娠期間中に投与したところ、サルの赤ちゃんの「免疫機能」に影響を及ぼしたとの報告があります。

妊婦のイラスト

■対策・注意点

  • ケシンプタの投与中および最終投与後6ヵ月間は、赤ちゃんへの影響(リスク)を避けるためにも、避妊することが求められています。
  • 妊婦または妊娠している可能性のある女性には、治療上のメリット(有益性)がリスク(危険性)を上回ると判断される場合にのみ、ケシンプタを投与することができます。
  • 妊娠中にケシンプタが投与された女性から生まれた赤ちゃんには、赤ちゃんのB細胞数の回復が確認されるまで、生ワクチンまたは弱毒生ワクチンを接種しないでください。
  • 授乳している女性には、主治医が治療上のメリット(有益性)と母乳栄養のメリット(有益性)を考慮した上で、授乳の継続または中止を検討します。

副作用は早期に発見し、早めに適切な治療を行うことで、重症化を防ぐことが期待できます。
いつもと違う「体調の変化」を感じた時は、すぐに主治医に相談してください。

【監修】
独立行政法人 国立病院機構 北海道医療センター
臨床研究部長 新野 正明 先生