メーゼントが処方された患者さん・ご家族のみなさまへ

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二次性進行型多発性硬化症の治療を「続ける」ことの大切さと、その主な理由をご紹介いたします。

EDSS 3から6(杖歩行)まで、「7年」で進行したとの報告があります

多発性硬化症は徐々に“進行”していく病気と考えられていますが、実際に体の機能の障害度を表すEDSS(総合障害度スケール)が3から6(杖歩行)に到達するまで、7年(中央値)で進行したとの報告もあります。

このように、適切な治療を継続して行わないと、障害が進行する可能性が指摘されています。

※ Leray E et al:Brain 133(Pt 7):1900-1913, 2010

将来のためにも、早めのうちから「進行を緩やかにする」治療を始めましょう

多発性硬化症の進行を少しでも緩やかにするためにも、早めのうちから進行に対する治療を開始し、それを「続ける」ことが大切です(図1)。

図1 多発性硬化症の進行に対する治療を「続ける」ことの意味【イメージ図】

図2 多発性硬化症の進行に対する治療を「続ける」ことの意味【イメージ図】

[Giovannoni G et al:Mult Scler Relat Disord 9 Suppl 1:S5-S48, 2016より作図]

ただ、「進行を緩やかにする」と言われても、どのような効果が得られるのか少しイメージしにくいかもしれません。

例えば、家から駅までの歩行時間、仕事中の集中力の持続時間、家事の疲れやすさについて、今の状態は、半年前や1年前と比べていかがでしょうか。5年前、10年前と比べていかがでしょうか。このように振り返ってみると、少しずつ症状の進行を感じる方が少なくないかと思います(図2)。

図2 今の状態は、半年前や1、5、10年前と比べて、変化はありますか?【イメージ図】

家から駅までの歩行時間
仕事中の集中力の持続時間
家事の疲れやすさ

など

【監修】 慶應義塾大学 医学部 神経内科 教授  中原 仁 先生

今の生活をこれからも継続するために、メーゼント治療を「続けて」ください

メーゼントの使用を「続ける」ことで、二次性進行型多発性硬化症の進行を緩やかにすることが期待できます(図3)。

ただし、この効果は、すぐに実感できるとは限りません。しばらく治療を「続けた」上で、振り返ってみれば、進行が緩やかになっていることに気付くことも珍しくないと思います。ですので、たとえ今すぐ目に見えるような著明な変化を感じられなかったとしても、治療をあきらめたり、ご自身の判断でやめたりしないでください。

あなたの今の生活をこれからも継続していくためにも、治療を「続けて」みてください。あなたが今後やりたいと願うことが実現できるよう、主治医と一緒に歩み続けていきましょう。

図3 メーゼントの治療を「続ける」ことの意味【イメージ図】

図4 メーゼントの治療を「続ける」ことの意味【イメージ図】

[Giovannoni G et al:Mult Scler Relat Disord 9 Suppl 1:S5-S48, 2016]より作図

メーゼント®︎が処方された患者さんへ

―大切なのは、治療を「続ける」こと―

【監修】
慶應義塾大学 医学部 神経内科 教授
中原 仁 先生