多発性硬化症(MS)は、まだ完全に治すことのできる治療法はありませんが、うまく付き合っていける病気でもあります。再発を防ぎながら、できるだけ普段に近い生活が送れるよう、「日常生活で注意すべきポイント」を覚えておくとよいでしょう。
日常生活で注意すべきポイント

適度な「運動」を継続しましょう!
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無理のない程度の運動は、体力や筋力の維持、気分転換などに有効です。
(ストレッチ、ヨガ、ウオーキング、水泳など)

「感染症」を予防しましょう!
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日頃から、手洗い・うがいをきちんと行いましょう。

「体温の上昇」に気を付けましょう!
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高い水温での入浴・長湯、過度の日焼け、暖房の使用などによる「体温の上昇」に気を付けましょう。
「ウートフ徴候」が現れることがあります!
体温が上昇することで、一時的に症状が悪化したり、別の症状が出てきてしまうことを「ウートフ徴候」といいます。

「ストレス」や「過労」をできるだけ避けましょう!
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疲れたらできるだけ休養しましょう。
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ストレスをためない工夫をしましょう。
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気持ちをリラックスさせましょう。
4つのポイントを守りながら、明るく前向きに日常生活を送りましょう!
【総監修】
医療法人セレス さっぽろ神経内科病院 理事長
深澤 俊行 先生
よくあるご質問【病気・症状、日常生活、治療】に専門医よりお答えします